2025-11-05(水)
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やはり警察は信用できない…不祥事続発で揺らぐ「治安の守り手」への信頼

やはり警察は信用できない…不祥事続発で揺らぐ「治安の守り手」への信頼
画像:イメージ

引用元: 佐賀県警の科捜研職員 未実施のDNA鑑定 実施を装う 懲戒免職

「警察は市民を守る存在」―その常識が揺らいでいます。2025年9月、またしても警察内部の不祥事が明らかになり、国民の間で「やはり警察は信用できない」との声が広がっています。本記事では、事件の概要と背景、そして市民生活に及ぶ影響を冷静に解説します。

今回の不祥事の概要

報道によれば、佐賀県警の科学捜査研究所に勤務していた職員が、DNA鑑定を実施していないにもかかわらず「実施した」と装い、鑑定結果を報告していたことが発覚しました。刑事事件の証拠として扱われるべき重要な検査を怠っただけでなく、虚偽の報告を行ったという点で、市民から預けられた信頼を根底から揺るがす行為です。(NHKニュース)

これまでも繰り返された“裏切り”

残念ながら、今回が初めてではありません。過去にも警察官による証拠改ざんや情報漏洩などが全国各地で相次いで報じられてきました。そのたびに「再発防止」を誓う会見が行われますが、根本的な改善が進んでいないのが実情です。

信用を失うと何が起こるのか

  • 市民が捜査協力に消極的になり、事件解決のスピードが落ちる
  • 防犯協力の基盤が揺らぎ、地域治安が崩れやすくなる
  • 「自分の身は自分で守る」という不信感が広がり、社会全体の不安が増幅

警察組織の構造的課題

警察は巨大な組織であり、内部での監視や人事管理が不十分だと、不正の温床となりやすい面があります。加えて、「組織の面子を守る」ための隠蔽体質も批判されてきました。透明性の確保や外部監査制度の強化が急務といえるでしょう。

国民が求めるのは“謝罪”より“行動”

今回の事件で再び浮き彫りになったのは、警察組織への深刻な信頼低下です。国民が望んでいるのは形式的な謝罪や再発防止策ではなく、徹底した監視と具体的な制度改革です。「やはり警察は信用できない」という声をこれ以上強めないためにも、抜本的な変革が今こそ求められています。

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